- やりたいことが分からない
- 人生迷子で、どうしたらいいのか分からない
本記事ではこんなお悩みを持つ方に向けて、私が実際にやった自己分析の方法を紹介します。
過去の私も「とりあえず就職したけど、やりたいことが分からない」と悩んでいました。
しかし、今は自己分析で見つけた自分の価値観や性格をもとに、やりたいことの仮説を検証しています。
自己分析とは
自己分析は、自分自身を深く知り、人生の方向性を見出すためのプロセスです。
自己分析の主要な側面をいくつか紹介します。
- 価値観の明確化: 価値観は、人生の道標です。自分にとって大切な価値観を明らかにしましょう。
- 強みと弱みの洗い出し: 自分の強みと弱みへの理解を深めましょう。苦手なことより、得意なことに取り組む方が充実感が得られるはずです。
- やりたいことや目標を掲げる: 自分の強みや価値観を踏まえ、やりたいことや目標を掲げます。自己分析の結果はあくまでも仮説です。実際に取り組むことで仮説を検証していきましょう。
この記事では、やりたいことを見つけるための自己分析の手法を解説していきます。
自己分析の具体的な4STEP|価値観と性格
自分自身の価値観と性格を言語化するために、次の3つの作業をやります。
- STEP1マインドマップに経験を書き出す
- STEP2価値観リストのワークをやる
価値観リスト80と、STEP1で作ったマインドマップを使います。
- STEP3性格診断ツールを利用する
- STEP4自己分析の結果を具体的な行動につなげる
自己分析で参考にした本は次の記事で紹介しています。
次からSTEP1〜STEP4の内容を具体的に解説していきます。
STEP1 マインドマップに経験を書き出す
まずマインドマップに、次に当てはまる経験を思い出せる限り書き出しました。
マインドマップはMindNoteを利用しました。
オンライン上で編集できるものであれば、無限にマインドマップの枝を増やせて自由度が高いです。
(Webブラウザ上で使えるMindMeisterもおすすめです。)
次に経験を書き出す意味や、深掘りしたを項目ごとに解説していきます。
自己分析の本を参考に私が書き出した一例です。
経験ごとの数は決めずに、自由に思い出せるだけ書きました!
大きな決断
自分の人生の中で、「これは一大決心だった!」と思える経験についてです。
大きな決断をした背景や判断した基準を振り返ることで、自分にとって大切な価値観が分かります。
具体的には、以下のような深掘りをしました。
プラスの感情を持った経験
次にプラスの感情を持った経験についてです。
プラスの感情を振り返ると、自分がどんなことにやりがいや喜びを感じるかが分かります。
例えば「受験勉強」1つとっても、
「結果は嬉しい経験。〇〇の授業の時間は楽しい経験。」
など、色々な側面から振り返りました。
具体的には、次のような深掘りしました。
マイナスの感情を持った経験
次にマイナスの感情を持った経験についてです。
振り返るのが少し辛い経験もありました。
でも改めて向き合うことで過去を前向きに捉えて、これからにつなげることができました。
具体的には次のような深掘りをしました。
影響を受けた/感動した経験
次に、「影響を受けた/感動した経験」についてです。
自分が主体で何かをしたわけではない。
でも、他の人から〇〇という影響を受けた。
こんな経験も自分を形成する価値観の1つになっています。
STEP2 価値観リストのワークをやる
次にメンタリストDaiGoさんも紹介していた、ニューメキシコ大学の価値観リスト80を使います。
メンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」より
- 受容:ありのままの自分を受け入れてもらう
- 正確:自分の意見や信念正しく伝える
- 達成:なにか重要なことを達成する
- 冒険:新しくてワクワクする体験をする
- 魅力:身体的な魅力を保つ
- 権威:他者に対して責任を持って指導する
- 自治:人まかせにしないで自分で決める
- 美的:身のまわりの美しいものを味わう
- 庇護:他者のめんどうをみる
- 挑戦:難しい仕事や問題に取り組む
- 変化:変化に富んだバラエティ豊かな人生を送る
- 快適:喜びに満ちた快適な人生を送る
- 誓約:絶対に破れない約束や近いを結ぶ
- 慈愛:他者を心配して助ける
- 貢献:世界の役に立つことをする
- 協調:他者と強力して何かをする
- 礼儀:他者に対して誠実で礼儀正しく接する
- 創造:新しくて斬新なアイデアを生む
- 信頼:信用があって頼れる人間になる
- 義務:自分の義務と責任を果たす
- 調和:周囲の環境と調和しながら生きる
- 興奮:スリルと刺激に満ちた人生を送る
- 貞節:パートナーにウソをつかず誠実に生きる
- 名声:有名になって存在を認めれる
- 家族:幸福で愛に満ちた家庭を作る
- 体力:丈夫で強い身体を保つ
- 柔軟:新たな環境にも簡単になじむ
- 許し:他人を許しながら生きる
- 友情:親密で助け合える友人を作る
- 愉楽:遊んで楽しむこと
- 寛大:自分の物を他人にあたえる
- 真実:自分が正しいと思うとおりに行動する
- 信教:自分を超えた存在の意思を考える
- 成長:変化と成長を維持する
- 健康:健やかで体調よく生きる
- 有益:他人の役に立つこと
- 正直:ウソをつかず正直に生きる
- 希望:ポジティブで楽観的に生きる
- 謙遜:地味で控えめに生きる
- 笑い:人生や世界のユーモラスな側面を見る
- 独立:他者に依存しないで生きる
- 勤勉:自分の仕事に一生懸命取り組む
- 平安:自分の内面の平和を維持する
- 親密:プライベートな体験を他人とシェアする
- 正義:すべての人を公平に扱う
- 知識:価値ある知識を学ぶ、または生み出す
- 余暇:自分の時間をリラックスして楽しむ
- 寵愛:親しい人から愛される
- 愛慕:誰かに愛をあたえる
- 熟達:いつもの仕事・作業に習熟する
- 現在:いまの瞬間に集中して生きる
- 適度:過剰を避けてほどよいところを探す
- 単婚:唯一の愛し合える相手を見つける
- 反抗:権威やルールに疑問を持って挑む
- 配慮:他人を心づかって世話すること
- 開放:新たな体験、発想、選択肢に心を開く
- 秩序:整理されて秩序のある人生を送る
- 情熱:なんらかの発想、活動、人々に深い感情を抱く
- 快楽:良い気分になること
- 人気:多くの人に好かれる
- 権力:他人をコントロールする
- 目的:人生の意味を方向性を定める
- 合理:理性と論理に従う
- 現実:現実的、実践的にふるまう
- 責任:責任をもって行動する
- 危険:リスクを取ってチャンスを手に入れる
- 恋愛:興奮して燃えるような恋をする
- 安全:安心感を得る
- 受諾:ありのままの自分を受け入れる
- 自制:自分の行動を自分でコントロールする
- 自尊:自分に自信を持つ
- 自知:自分について深い理解を持つ
- 献身:誰かに奉仕する
- 性愛:活動的で満足のいく性生活を送る
- 単純:シンプルでミニマルな暮らしをする
- 孤独:他人から離れて1人でいられる時間と空間を持つ
- 精神:精神的に成長し成熟する
- 安定:いつも一定して変化のない人生を送る
- 寛容:自分と違う存在を尊重して受け入れる
- 伝統:過去から受け継がれてきたパターンを尊重する
ワークは次のように進めます。
- STEP2-1STEP1で書き出した経験に、「大切にした価値観」「合わなかった価値観」を追記する
- STEP2-280の中から大切だと思う価値観を20個まで絞る
※STEP2-1のマインドマップを参考にします
- STEP2-3絞った20個の価値観の中から、10個を選び順位づけする
STEP3 性格診断はツールを活用する
性格を分析するには、ツールを利用します。
なぜなら主観だけでなく、客観的な視点も必要になるからです。
たくさんの人の利用実績がある性格診断であれば、
他の人と比較した自分の性格がわかります!
具体的な自己分析のツールについては、次の記事で紹介しています。
STEP4:自己分析の結果を具体的な行動につなげる
次に自己分析で分かった、自分が大切にしたい価値観/自分の強みや弱みを実際の行動につなげていきます。
- STEP4-1自分がなりたい姿を考える
- 具体的ではなくて、「できる限り働きたくない」「仕事と趣味を両立したい」など理想像でOKです
- 大切にしたい価値観をもとに考えました
- STEP4-2なりたい姿になるための実現方法を考える
- 価値観や性格をコンパスにして、自分に合った道を考えます
- 1つではなく、何個か仮説を立ててみてください
- STEP4-3仮説を試してみる
私は「安定した生活を送りたい」でも、「自分のやりたいことをやりたい」
そのため、会社員で安定したお給料をいただきながら、将来的に独立して働けるように準備をしてます。
継続的な自己分析が大切
ここまでの自己分析のやり方で、自分自身の強みや弱み、自分が大切にする価値観が分かりました。
一方で、自己分析は一度きりの作業ではありません。
なぜならその後の経験によって、強みや弱み、大切にしている価値観は変わる可能性があるからです。
また、今回自己分析で分かった、「やりたいことの仮説」は仮説です。
自分についての理解した上で立てた仮説なので、がむしゃらに立てた仮説よりも当たる可能性は高いですが…
仮説を検証するためにも、どんどん行動していきましょう!
【まとめ】自己分析のやり方
本記事では、やりたいことが分からなくて悩んでいた筆者が実際にやった自己分析のやり方を紹介しました。
そしてやりたいことの仮説を検証するためには、行動量を増やすことが大切です。
行動量を増やすための手段の1つとして、以下の記事ではミニマリストについて紹介しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。